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? 環境調査 in 奈良 リバーウォッチングの報告

 

僕たちは今回、日本青少年育成協会が行った環境学校、環境調査に参加して、いろいろな事が分かりました。今日はそれを発表したいと思います。
1回目 7月13日、第1回環境学校がありました。斑鳩東小学校のエコクラブ『ジ・アースクラブ』の人たちに来てもらい、エコクラブがやっている地域環境調査の事を知りました。僕たちもやってみたいと思いました。
2回目 7月26日、第2回環境学校がありました。いろいろな調査の中から、僕たちはリバーウォッチングをすることにしました。奈良県環境保全課の人に、『リバーウォッチングの仕方』を教えてもらいました。
10月12日、待ちに待った『リバーウォッチング』の日です。今まで教えてもらったいろんな事を、実際川に入ってやってみました。場所は、古墳で有名な飛鳥の飛鳥川です。
この日は、橿原神宮駅から2キロぐらいの川まで歩きました。途中には古墳もたくさんあって、緑の多い景色がとても気持ち良かったです。来て良かったなーと思いました。30分かかって着いたのは、飛鳥の『甘樫の丘』のすぐ前の川でした。はじめに、僕たちに教えてくださる奈良県環境アドバイザーの御勢先生から、『リバーウォッチング』の仕方や注意することを聞きました。
注意することは、あまり深そうな所に行ってはいけないこと、少し流れている所を選ぶこととかです。それから川の中に入りました。どれくらい水が汚れているか調べる時には、決まった場所にじっとしている虫や生き物を探した方が良く分かる、と先生に教えてもらいました。。だから、僕たちは少しだけ水が流れていて、石がごろごろしている所を探して入りました。
石を持ち上げて裏を見てみると、見たこともない変な虫がたくさん付いています。どの虫も同じように見えます。でも、先生に聞いてみると全然違う虫だったので、びっくりしました。
このように、川の中で見つけた生き物を網や手で捕まえ、ピンセットでトレイに入れて先生に生き物の名前を聞いてみると、僕たちの知らないあまり聞いたことのない名前が、たくさん出てきました。魚もたくさん捕まえました。
オイカワもヨシノボリも少し汚れた川にいるということです。水が透き通っていて、とてもきれいな川だと思っていたので、ちょっとびっくりしました。でも、きれいな川に住んでいる生き物もたくさんいました。
サワガニ、カワニナ、ゲンジボタルの幼虫は、きれいな川に住んでいる生き物です。特にゲンジボタルの幼虫や、その餌のカワニナが見つかったことで、この川のきれいさが証明されました。先生は、近くの生活排水が少し流れ込んでいるため、その部分が少し汚れてしまった、と判定されました。この川の少し上流に行くと、夏にはたくさんホタルが飛んでいるということです。下流の方では家がたくさん集まっているので、汚れているのがよくわかります。
生き物たちは、少し汚れていても好きな場所に集まって来るということが分かり、正直だなと思いました。これからも、こんなリバーウォッチングを僕たちが住んでいる所でして、大人に環境は大事だということを言おうと思います。

 

 

 

 

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